懐かしい写真展

懐かしい写真展

たまたま訪れた市役所のホールで思わず足が止まった。
と言うより、目が釘付けになってしまった。

「思い出回顧 船橋ヘルスセンター」
3歳から9年間をヘルスセンターの近くで暮らした。
住んでいる場所を【船橋】と言うと、【ああー船橋ヘルスセンターね!】と決まって帰ってきた時代があった。

今考えても物凄い施設だった。スパと遊園地・プール・スケート場・ボーリング場・サーキット・遊覧飛行場・遊覧船(海賊船)・劇場等などを一箇所に集めたスーパー娯楽施設のはしり的存在だった。
海水利用のプール(ゴールデンビーチ)は人山の黒集り状態、船橋駅からヘルスセンターまで3kmあまりの道のりを、バスで3時間から4時間かかったと記されていた。
地方からの観光バスで渋滞している写真が展示されていて、まだ自家用車など持てる人の少なかった時代に?って感じだ。

近所の子は、ヘルスセンター関係の家の子ばかりで、毎日のようにヘルスセンターに出入りさせて貰った。
モノクロの写真から滲み出る幸福感。誰もが娯楽を楽しんでいる。そんな姿が写し出されていた。
ディズニーランド・スパリゾートハワイアンズのように核家族で楽しめる施設は数々あれど、赤ちゃんからおじいちゃん・おばあちゃんまで一緒に楽しめる娯楽施設はヘルスセンターだけなのではないだろうか。

懐かしさで立ち止まった写真展だったが、今の時代に失われたもの多くを思い出させてくれる一時だった・・・

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