ステータスシンボル

昨年暮れのニュースになるが、喜劇王チャップリンのステッキが、ロンドンの競売で47、800ポンド(訳970万円)で落札された。

機能性ではなくファッションとしてステッキが使われたのは17世紀後半からという。
今でも第一級礼装には、山高帽子、ステッキ、白い手袋との決まりがあるとか・・・
日本でも昭和初期の華族や政治家が、帽子とステッキを持っていた画像を目にしたこともある。一つのステータスシンボルであったのかもしれない・・・

年を重ねた紳士がステッキ片手に背筋を伸ばして歩く姿は、思い浮かべただけでもすてきだ。
いつの間にか「杖イコール年寄りの持ち物」的な取られ方が定着してしまっている。
正座の文化の影響か、日本人は膝の痛みを抱えている中高年が多い。
悪化させない為にも、早期に歩行矯正・歩行補助にステッキを携帯されることを願う。

ステッキを持つことがファッションになる文化を作っていけたら・・・そう願うばかりだ。

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