バスツアーに思う

行楽の季節になり、紅葉見物を兼ねてバス旅行でも・・・とバスツアーを探してみた。

マイカーで行けば色々な観光地を回ることができるのだろが、行き帰りの運転や道路の渋滞などを考えると、近場の駅から拾ってもらい寝ている間に到着してくれるバスツアーは魅力だ。
しかし、遠出をする機会の少ない母も一緒にと考えると、行き先が限られてしまう。
膝関節の手術後、日常の歩行に問題はないが長い距離を歩くことは困難だ。
ツアーの多くは、現地で歩いて観光する場所を多く設定している。
ましてやこの季節、紅葉見物・渓谷巡りと必ずハイキングコースが含まれているものが多い。
以前も何回か一緒にバスツアーで出かけてみたが、ツアーの半分以上が団体行動できず、他のツアー客が歩いて移動する所をバスに乗せてもらったまま移動したり、集合場所でそのまま待機したりで、観光旅行を完全に満喫することとは程遠いい。

もう少し足を使わなくて良いツアーの設定は無い物だろうか?
それなりのお値段を出せばあるのかもしれないが、住居の近場から拾ってもらえて、観光先でのアップダウンを伴う自由散策の時間とか場所とかの設定を省き、できるだけDoor to Doorで観光できるようなツアー。
座席も前後左右もう少し余裕がないと、それこそエコノミー症候群にでもなってしまわないかと心配になってしまう。
そんな贅沢言うならマイカーで行け!と言われてしまうだろうが、家族以外の人と交わえる貴重な場と成りうるバスツアーは、社会との接点を持つ意味でも利用したいものだ。

先日介護関連の雑誌の編集者の方からお年寄りが外出する理由付けの話を伺ったが、出かけやすい環境を作り出すことが最優先課題のような気がする・・・

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