昨年末の「PJオピニオン」に書かれていた記事『失ったもの、そして必要なもの』が興味深い。
※ 更に失った物(者)事
潔さ、義務、権利、威厳、質、人間力、言葉の重み、季節感、人命
※ 更に増えた(減らない)物(者)事
余計な説明、下手な弁解、企業、食、住、国への不信感、勘違いした自立支援・指導、悪質な交通事故、飲酒運転、無免許、隣家トラブル、医療事故、嘘、隠ぺい、「今回の事は誠に遺憾であり、今後、このようなことがないように指導、監督していく」との発言
「責任者?」が頭を下げる姿、勘違いな使命感、自己陶酔、士と付く者の悪事、官と付く者の悪事、先生と呼ばれる者の悪事、親の責務放棄、食欲の無い子供、睡眠不足の子供、食べさせて貰えなかった子供、車内に放置された子供、大人の身代わりになった子供、子供しか相手に出来ない大人
※更に必要な物(者)事
食べる教育、無駄にしない教育、本当の自立教育、本当に強いリーダー、誤魔化せない仕組作り、正しい検査、公務員の懲罰強化、企業と社員の教育、大人の教育
パブリック・ジャーナリスト 瀬畑 真一氏による記事だが、物凄く本質をついて現代を表現している。
2005年の出生率が1.26前後と過去最低を更新し、益々小子化が加速して行きそうな勢いのなか、国の宝ともいえる子供が目標になれる大人が見当たらない。
当たり前ともいえる親からの愛情を受けられない?変な時代になっているようだ。
お手本となるべく大人の再教育?が必要な物(事)に含まれていること自体、日本の未来はどうなってしまうのだろう?などと、新年早々考えさせられた。
失った物(事)を取り戻し、必要な物(事)が不必要となるよう、一人一人が考えなくてはいけないところまできているのかもしれない・・・