スネークウッドのステッキ

昨年脳梗塞で倒れリハビリを続ける長嶋茂雄元巨人軍監督が、昨日有明コロシアムで開催されたアテネ五輪の日本代表らによるファンとの交流イベント『長嶋JAPANドリームプロジェクト2006』に参加した姿をニュースで目にした。

黒革のジャケットに杖をついて歩く姿。
仕事柄長嶋元監督の『ステッキ』に目がいった。
さすが『ミスター』杖の最高級品と呼ばれる『スネークウッド』をついておられた。

スネークウッドのステッキ

スネークウッドとは・・・

南米ブラジル周辺・南アジアが原産の希少材で、名前から解るように蛇のウロコのような美しい模様があり、1本1本模様が違い、均一的なウロコ模様をもつ杖はとても高価。
材質はきわめて堅く重圧なため、加工が大変難しい。
磨くと非常に美しい光沢が出る。
ステッキの他に、バイオリンの弓や万年筆のグリップ・ナイフのグリップなどに使われている。
1987年にはベネズエラで伐採禁止の木に指定され、現在では原材料の国際取引は禁止されている。
高価なものは200万円を超えるものもある。

さすがにダンディー!
不自由な右手はズボンのポケットに入れていらっしゃったが、前回巨人の試合を観戦時に比べてもシッカリとした足取りだった。

高級杖が必要となくなる日も、そう遠くないのでは・・・

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