「ぼったくり」の介護ビジネス

介護用品のレンタル価格に差が生じているという。

買って8万円の車椅子を一ヶ月レンタルすると2万5千円など、介護保険を利用した福祉用具レンタル料の「ぼったくり」とも思われる価格差が野放しになっているそうだ。

高額請求の業者は、わずか3ヶ月でほぼ元が取れる計算になるとか。
メンテナンスなどのサービス差で、価格差が出るのは当然」ながら、「10ヶ月から12ヶ月で償却するのが相場」との指摘もある。

しかしながら、利用者の負担は1割なので価格差には気づきにくいため、そのつけは当然介護保険にかかってくる。

介護保険制度では、要介護度により利用できるサービスがちがってくるので、ケアマネージャーが実質上レンタル業者を選んでいるケースが多く、ケアマネージャーとレンタル業者の経営者が同じ場合など、競争原理が必ずしも働いていない。

私も昨年定価(定かではないが)16万いくらかの「介護車椅子」を、オークションで13,000円で競り落としたが(新品・丸石自転車製)、どうしてそんな値段で提供できるのか、未だに不思議で仕方ない。

月のレンタル代が25,000円もするなら、新品がもっとお手ごろな価格で入手できるのに・・・
情報が行きわたってないことと、利用する家族がそこまで情報収集する心の余裕がもてないのが現状なのだろう。

介護ビジネスもビジネスには違いないが、こんな「ぼったくり」がいつまでも通用するわけは無いと願いたい。

参照 : asahi.com

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