幸せの価値観

イギリスの高齢者の約半数が、家族や友人でなく、テレビを友としているという。

英国高齢者の孤独について調べた最新の研究結果は

●高齢の単独生活者の半数以上を占める100万人は、月に一度以上家族に逢っていない。
●100万人以上の人が、自分の家に閉じこもっていると答え、27万7,000人はあえて家から出ようとしない。
●単独生活者の半数の100万人は、友人に会っていない。
●8%の人は、孫と年2回以下しか会わない。
●30%の人は孫に逢いたいと思うが、 孫が離れているので訪問が簡単ではない。
●高齢者の3人に1人は孫に来て欲しいが、半数以上の人はそれを頼むのをためらっている。
●250万人の高齢者は、しばしば出かけたいと思っている。しかし介助する人はないし、十分なお金を持ちあわせていないという。

バングラデッシュの人口の半分は、一日当たり1ドル未満での生活を送っているが、10人の内8人の高齢者は幸せであると自称している。
それは、幸福の位置づけが家族との共同生活に置かれているためだという。

先進国は医療の進歩により、寿命は益々延びていくのだろう。
しかし、孤独の時間が長くなる?と考えると、何の為の老後だろうか?
わが国も生活様式が欧米に近づいていることを考えると、決して他人事ではない気がする。

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