日経PB Beyond Healthで掲載されている『ココロに効く”美”の処方箋』は 外見を社会とのインターフェースとして捉え、それを整えることによって精神的な安寧や豊かさ、自分らしさや前向きな姿勢を得ることのできる商品やサービスを紹介している。
人間は見た目ではないと言いながら、現実には疾患などによる特徴が整容に表れていると、特別な目が向けられることもあり、そのために行動や生き方までも内向的になってしまうことがあると。外見的な特徴や個性に起因するネガティブな思いを緩和し、人々がより前向きに自分らしく生きることを支援する商品やサービスを紹介してくれています。
私が「素敵屋Alook」を始めたきっかけも、母の膝人工関節手術を受けての物でした。
杖を持つのに十分年齢を達していると私自身は思ったのですが、母は杖を持たなくてはいけなくなった自分との葛藤に向き合うことになりました。
持たなくてはいけないのなら、何とか少しでも綺麗な、気分良く持てる杖はない物か?が私の杖屋の原点でした。
その当時に比べ、今は色とりどりの杖が出回っています。また、以前に比べ杖に対する「年寄臭さ」を払拭する商品も多くなっています。それでも杖を使い始める心のハードルは中々低くなりません。
折角持つなら「 見せびらかせる 」位の気持ちで…との思いで制作に励んでいます。
当店はほんの小さな個人事業主です。だからこそ規制や固定観念のない商品を作ることができます。
それらが「杖を持たなくてはならない自分」との折り合いに役立てればと思います。