あなたにぴったりな長さの杖を見つけよう！

初めて杖を買う方も、新しく杖を新調する方も、悩んでしまうのが杖の長さ。本当にこの長さが自分にぴったりなの？と不安を抱えず、安心して使えるよう、正しい杖の長さのはかり方をご紹介します。

 

あなたの杖の長さ、あっていますか？

杖を初めて購入するとき、一番気になるのが「長さ」ですよね。杖は長すぎると肩が上がって体重をかけにくくなり、歩きにくくなります。また、短すぎると持ち手と反対側の方が上がり、前かがみになってつまずきやすくなり、転倒の恐れがあります。理想の長さは、杖を持った時に左右の型が平行になる長さ。自分にぴったりの長さの杖を使うことは、快適な歩行ができるようになるだけでなく、杖の安全性を高めることにもつながるんですね。

これで安心！あなたの杖の長さの決め方

では、自分にぴったりの杖の長さを知るにはどうしたらよいのでしょうか？実は、杖の種類によって適切な長さが異なります。それぞれの杖に合わせた長さの選び方をご紹介しましょう。

 

〇伸縮杖・長さ調節杖・一本杖

一般的に「身長÷2＋3cm」が杖の長さの基準になるといわれています。下の早見表を参考にして、長さを確認してみましょう。主に外出の際に杖を使われる方は「靴を履いた際の身長」で計算しましょう。履きなれた靴を履いてから、身長を測ってくださいね。

身長とステッキの長さの早見表

身長(cm)	144	146	148	150	152	154	156
杖の長さ(cm)	75	76	77	78	79	80	81

 

身長(cm)	158	160	162	164	166	168	170
杖の長さ(cm)	82	83	84	85	86	87	88

 

このほか、腕をまっすぐ下におろし、床から手首(手のくるぶしのあたり）までの高さに持ち手がくる高さを測る方法もあります。こちらの場合でも、外出用の杖をお求めの場合は靴を履いて測るようにしてください。

おおよその長さがわかったら、杖の先を同側の足先の前方20cm前におき、肘は30〜40度屈曲した位置の状態になっているか確認しましょう。この状態を保てる長さが、あなたにぴったりの長さになります。

なお、腰が曲がっている方は、手首の高さや腰の高さであわせると杖が長すぎる場合がありますので、下記の方法で丁度いい長さを見つけましょう。

 

①無理な伸ばせる範囲で軽く背を伸ばします

②腕を下げて、肘を曲げやすいところまで曲げましょう

③このときの手から地面までの長さが丁度よい杖の長さの基準になります

 

基準の長さが決まったら、ご本人が使いやすく疲れにくいと感じるまで微調整を繰り返します。

※歩行困難がある方は、理学療法士などの専門家に丁度よい長さを探してもらうことをおすすめします。

 

〇クラッチ杖・多点杖

持ち手が腰の位置にくる位が適度な長さの目安です。一般的な杖の長さと異なるので注意しましょう

 

あなたにぴったりの長さを見つけて、安心して杖を使おう！

今回は、杖のピッタリな長さを見つける方法についてご紹介しました。いずれの場合でも、使いやすい長さには個人差があります。初めて杖をお使いになる場合には、伸縮タイプの杖で色々な長さの状態を試して、使いやすい長さを見つけるのもおすすめですし、迷ったときは、少し長めにするのもお勧めです。弊社でお買い上げの杖の場合、送料は頂戴しますが、短くカットすることは無料で対応いたします。

 

長すぎず短すぎない、ちょうどいい長さの杖は使いやすいだけでなく疲れも軽減してくれます。適当な長さで妥協せず、あなたにぴったりな杖の長さを見つけてくださいね。