私の原動力

昨年、「杖」を扱おうと思い立ち、仕入先探しを含めた市場調査の一環として、東京ビッグサイト(有明)で開催される見本市には数多く通った。

年に2度開催される「東京インターナショナル ギフト・ショー」では「杖」のサプライヤーの参加は殆ど無いが、ラッピングや装飾に使う小物関係のメーカーの展示ブースを見て回った。何度か行っている内に、何となく流行みたいな物が見えてきたりして、自分の興味以外の商品を見て回るのも中々面白い。
唯、隅から隅まで回ろうと思ったら、かなりの時間と労力を必要とする。
事前に目ぼしい展示ブースを見繕って、動きを頭に入れてから回ることをお勧めする。

そして今日、「国際福祉機器展」の案内も届いた。
昨年「杖」を探しが目的で、どういった展示会かもわからず行ってみた。
そして・・・「杖」のメーカーの展示ブースを幾つか回ってみたものの、気分が落ち込んできてしまった。
「国際福祉機器展」には、機器を仕入れる小売店の方はもちろんだが、実際の利用者の方が多いのに驚かされた。
小さいお子さんの場合、体の成長に合わせて車椅子を買い換えていくためだろうか?多くの車椅子に乗ったお子さん連れのご両親、かなり重度の障害をお持ちの方々が、実際に車椅子や電動車椅子を試していらっしゃる。
「歩行に不安がある方が躊躇わずにもてる杖」というのが素敵屋の出発点だった。
しかし、自分の考えていることがとても甘ちゃんで、綺麗事のように感じいたたまれなくなってしまった。
その意味でも、杖=介護用品・老人の持ち物 という扱いは避けたかった。
もっと夢を売る商売でいたかったから。
そんな思いも、素敵屋の杖をご購入いただいた方々から喜びの声が届く度、自分の信念が間違っていない!と実感させて頂いている。
お客様の声が何よりの原動力だから・・・

タイトルとURLをコピーしました