Penny Roseを復活させるべく、ハンドルの作成が始まった。
ありがたいことに、この数年でかなりの人脈に恵まれた。
何か困ったことが起きても、人脈を辿っていくと必ず助けてくださる方とめぐり合わせて頂ける。
友達の友達は皆友達!ってな訳ではないが、多くのメリットを与えるわけでもない私の相談を快く受け入れて頂いている。
今回金型製作を決断するまでの経緯も、素人では太刀打ちできない問題が多々あった。
素材選び・形状・安全性etc.
私の思い描いている商品は、あくまでも『絵に描いた餅』。
細かい寸法・傾斜角度などが必要とされる。
実物の Penny Rose のハンドルを基に、大まかな数値と形状を作図した。
しかし、金型を起すにはCADによる精密な図面が必要となる。
射出成型業界(プラスティック成型)では、基本的に発注者から製品図を差し出すのが常識なのだそうだ。
大まかな作図でさえやっとこなのに…
最後は睦化工さんと金型屋さんのご協力で、私の図面を基に寸法を拾い出して下さった。
イメージと実際に可能な形状には多少のずれはあっても、私の思いを最大限くみ取って図面を起こして頂けた事に感謝、感謝。
利用するパイプの径が細くなった分、今まで約180gあったグリップも20%位軽量化が図れそうだ。
今回杖の柄創りに協力して下さっている方々は、私と知り合う前は杖など何の興味も無かった方々だ。
いつもそうなのだが、私と知り合った後は街で杖をもたれている方に目が行ってしまうそうだ。
今回もまた、行く先々で杖の存在が気になっていらっしゃる様子だ。
睦化工の社長などは、私が見本のためにお渡しした Penny Rose を嬉しくて突いて歩き回って下さったそうだ。(ちなみに、社長は30代の男性)
製作に携わってくださる人々が、『この商品なら!』との思いで製作に当たって下さっている。
必ず最高のNew Penny Rose が完成すると確信している。