杖の由来

昨日に続き、杖のことを調べてみました。

人類がステッキ(杖)を使っていた最も古い記録は、古代エジプトに残っているそうです。
長さは1メートルから2メートルくらいもあって、体を支えることの他に高齢者の権威を象徴するものでもあったようです。

中世になって、ステッキを盛んに使ったのが、聖地巡礼や牧童たち。
もっぱら実用的な意味から、使われました。山や荒れ野をひたすら歩く聖地までの何千キロもの旅には、長い杖が不可欠だったのですね。
そういえば、家にあるキリスト誕生の馬小屋をモチーフにした置物の聖者の手に、ステッキがしっかり持たれています。
また、こういう実用的なステッキとは違って、王様や高位の宗教者が使うステッキは立派な装飾も施されて、いかにも権威的。現在のステッキの頭部を飾るライオンや蛇、鷲などの源流はここにあったようです。
イタリア製の杖に、シルバーで飾られたハンドルの杖が多く見られます。

ステッキがファッションの一部になったのは、16世紀の頃ということです。天然の木や竹、籐、固い蔓や草の茎のようなものが、もっぱら材料とされていました。特に、ヨーロッパには珍しかったアフリカやアジア産の植物が使われて、人気を集めたのです。こういう植物全般をギリシャ語で“カナ”というそうですが、ここから“ケーン”(杖)という言葉が生まれたそうです。

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