すでにこの世に生を受けている者は誰もみなひとしく、自然の摂理にしたがい時とともに齢を重ねています。
この先確実に待ち受けているであろう<老い>を考えるコトによって、逆に今の自分が見えてきたりするのではないでしょうか。
誰もが漠然と老人をイメージする際、見た目のアイテムとして真っ先に、<老眼鏡>や<ステッキ>を連想します。しかし老眼鏡は別として、実際に街を行く老人の多くはステッキを携えてはいなません。
それ以前の老人にくらべはるかに丈夫で健康になり、お洒落や見た目を気にするという方も増えたのでしょうが、お年寄りの中にも、実際には使いたいのだが周囲の目を気にし、無理をして歩いているという方もきっといらっしゃるハズです。
その一歩が踏み出せずにいるのでしょう。
近頃は歩行の補助用具としての実用重視のステッキや、そして見た目重視のおしゃれステッキといったモノなど、さまざまな形と色のバリエーションが存在します。
人生のエンディングのように思わている老齢期の、そして高齢化社会に抱く人々のイメージも、確実に変わってゆくことと思います。
いつまでも自力で歩くための予防を兼ねて、杖を持つ事を躊躇わないで欲しいと切に感じます。