江戸時代に介護休業の制度があった?
江戸時代後期、京都府亀岡市にあった亀山藩で、武士が重病の祖母を介護するために休みを申し出て、家老らに認められていたことが顧問書解読でわかった。
火災現場の警備責任者を務めていた「伊丹孫兵衛」という藩士が、「高齢で病気に祖母の調子がよくないので、命あるうちにしばらくでも看病したい」という内容で介護休業を申し出た。
介護対象が親でないことが協議されたが、他藩の藩士が祖母の大病で帰郷したという先例と、親類が事前に相談した「根回し」もあり認められたそうだ。
絶対服従の武士道も、肉親の介護を切望する心には寛大であったのだろうか?
参照 : asahi.com