2005年から書き始めた当ブログ。
当初は開店までの奮闘記を綴っていたが、また新たな奮闘ぶりを記せそうだ。
どうにか私のステッキ屋家業も軌道に乗って来た!と喜ぶのも束の間…主力商品のPenny Roseが手に入らないという状況にぶち当たった。
昨年末頃から、Penny Roseの軽量・小型化の課題が持ち上がってはいたが、パイプ部分はいかようにも細く出来ても問題は…『グリップ』。
金型が必要となる。
そして…それがいかに高価なものか。。。そこで壁にぶち当たり断念。
しかし、とうとうPenny Rose自体が手に入らない状況になり、『無いものは作るしかない!』と決断に至った。
どうせオリジナルのグリップを作るのなら…課題であった重さ・太さは思いのまま♪と思いきや。。。
そうは簡単な話ではなかった。
素材はPenny Roseと同じ『ポリカーボネイト』。同じくクリアー素材でも『アクリル』『プラスティック』とは強度が違う。素材に『ポリカーボネイトパイプ』は譲れない。
本家Penny Roseは1インチ(外径30mm / 内径24mm)のパイプが使われている。
細いパイプはいくらでもあるが、中に装飾物を入れる事もあり適度な径が必要となる。
アクリルパイプは多様な太さ・肉厚の既製品があるのに、ポリカーボネイトパイプは肉厚を求めると太くなり、またサイズも適度な既成品が無い!
探せるところは探しつくしたが…考えている太さ・肉厚のパイプは既製品では無いようだ。
オリジナルスケルトンステッキの開発は、パイプ探しから始まった。
つづく。。。