誰かの癒しに・・・

今日は午後から従妹と新大久保へ繰り出した。
従妹は『冬ソナ』にめっきりハマリ込んでいて、今日は韓流ショップ廻りが目的だった。

彼女は2年前乳癌を患い、その入院生活を癒してくれたのが『冬ソナ』で、そこから彼女の韓国映画傾倒が始まったらしい。

前回会った時は、抗がん剤の副作用でカツラを着用していたが、やっと地毛が伸びてきたと少女のようなショートカットで現れた。

10回の抗がん剤治療が後少しで終わる・・・という時に躓いて転び、薬でもろくなっていた彼女の足の骨はボロボロに砕けた。
その後、40一寸過ぎの彼女は杖を突く生活を強いられた。

私がお洒落な杖に拘ったのには、母が人工関節になった事がきっかけだが、彼女の存在がより大きかった気がする。
若くして杖を必要としているのに、なんてダサい杖しか無いんだろう・・・

怪我も順調に回復し、現在は杖なしでも生活できるようになったが、もっと早くに可愛い杖を見つけてあげられれば良かったのに・・・と残念に思った。

病気を抱えた人の精神状態は計り知れない。
彼女がハマっている韓流ドラマが、何かの癒しになっているのであれば良いのだが・・・
お洒落な杖を持つ事で、誰かの癒しになれたら嬉しいと思う。

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