一人娘が成人し手が離れた兄夫婦の休日は、喫茶店のモーニングから始まるようだ。
二人揃って遅めのブランチをとり、近場へドライブ。
聞くだけで理想的なシニアライフを満喫しているようだ。(実情は知らないが・・・)
一昔前の待ち合わせ場所といえば、「喫茶店」というのがメジャーだったと思うが、ここ最近は「スタバ」や「タリーズ」のようなカフェが多いのでは。
街中「喫茶店」を見つける方が至難の業。しかし「喫茶店」と「カフェ」の違いって何なんだろう?
学生時代に通った「喫茶店」には、お気に入りの音楽がずーと流れていたり、同じような趣味の学生が集ったり。ある意味集会場的役割が合ったような気がする。
今のように携帯電話など無い時代、「喫茶店」に行けば誰か友達がたむろしていたりして・・・
「喫茶店」に比べれば、「カフェ」はお値段もリーズナブルで、一人でチョットお茶するにも、人と待ち合わせや打ち合わせに利用するにも便利だが、凄く都会的で空虚な感もしないではない。
団塊世代ジャーナルというブログで、「近年、落ち着いた雰囲気のある店内や本格的な味を追求する、伝統的なこだわりの喫茶店に復興の兆しがある」
と書かれていた。
ある専門家によると、「引退後、とくに男性に必要なのが“居場所”。ゆっくり出来る場所、人とつながる場所として、喫茶店は再び脚光を浴びるはず」そうだ。
子育てを通して地域と関りのできている女性と違って、ある日を境に地域に戻ってくる男性陣の「毎日が休日」をどう過ごすか・・・
「喫茶店」からのコミュニティ創りも一つのアイディアかもしれない。