2008年の始動開始です。
２年続けて初詣をしていなかったので、その反省から除夜の鐘を成田山新勝寺で迎えました。
昨年12月に、母が玄関で滑って尻餅をつき、数日後に余りに痛がるので病院に連れて行くと･･･第12胸椎圧迫骨折と診断され即座に入院。
『何も年末に。。。』と考える間もなく、家事の一切と病院通いの毎日でした。
３週間はベッド30°以上起き上げ厳禁で、食事も寝たまま。
故にトイレも寝たまま。
何よりの心配は･･･寝たきりによる『とぼけ』。
しかしながら、いい歳になった娘、息子、孫たちが心配で『とぼけ』ている間もなかったと、心配は取り越し苦労で済みました。
年末何とか退院することができ、これから通所のリハビリが始まります。
入院中、一日でも早く自分の足で歩きたかったのか、早々に『杖を持ってきてくれ』と言っていました。
３週間寝たきりでは、最初は杖での歩行は無理と思いましたが、本人の励みになればとベッド横に新たに新調したグラスローズを置きました。
回診に見える医師や看護婦さんから、『綺麗な杖だね』と声をかけられ、『娘が作ってくれたんです』と自慢することを楽しんでいたようです。
母には申し訳ないのですが、脚を人工関節にしたり、圧迫骨折でリハビリをしたりすることを通して、私のステッキ製作の一番の協力者となっています。
身近にステッキを必要としている者がいるがゆえに、多少なりとも利用者の気持ちを考えることができると思います。
介護用品は日進月歩。
機能的な用品がどんどん作り出されています。
そんな中でも、利用者のプライドを損なわない、利用することが苦にならない商品の提案を続けて行きたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
